こんにちは!今回は、Amazonプライムビデオで配信中の映画『ミックス。』を視聴した感想をお届けします。
本作は、国民的女優の新垣結衣さんと、実力派俳優の瑛太さん(現:永山瑛太さん)がダブル主演を務めた、2017年公開のロマンティック・スポーツコメディ映画です。脚本を手掛けたのは、あの『リーガルハイ』や『コンフィデンスマンJP』シリーズで知られるヒットメーカー・古沢良太さん。テンポの良い会話劇と、笑って泣ける極上のエンターテインメント作品に仕上がっています。
「王道のラブコメでしょ?」と思って観始めると、良い意味で裏切られる本作。大人の胸を熱くするその魅力を、ネタバレなしで見どころたっぷりに解説していきます!
1. 映画『ミックス。』のあらすじと豪華キャスト陣
主人公の富田多満子(新垣結衣)は、かつて鬼母のスパルタ教育によって「天才卓球少女」として名を馳せた過去を持つアラサー女子。母の死後は卓球を辞め、「普通の幸せ」を求めてOLになりました。ようやく社内のエリート卓球部員・江島晃彦(瀬戸康史)と付き合い、人生の絶頂を迎えたかに見えましたが、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に彼を寝取られてしまいます。
失意のどん底で田舎の実家に逃げ帰った多満子は、亡き母が遺した赤字経営の「フラワー卓球クラブ」を再建し、元カレペアを打倒するために全日本卓球選手権の「男女混合(ミックス)ダブルス」への出場を決意します。その相棒となるのが、妻と娘に見捨てられた元プロボクサーの萩原久(瑛太)でした。
とにかくキャストが豪華すぎる!
主演の二人はもちろんのこと、周囲を固めるキャラクターたちが非常に個性的です。フラワー卓球クラブの仲間には、広末涼子さん、遠藤憲一さん、田中美佐子さん、佐野勇斗さんといった主役級の役者陣がズラリ。さらに、強烈なインパクトを残す中国人店員役に蒼井優さん、主人公のライバル役に永野芽郁さん、そして物語の大きな鍵を握る元カレ役に瀬戸康史さんと、今では考えられないほど贅沢なキャスティングとなっています。
2. 物語のすべての発端!瀬戸康史が魅せる「最強の壁」としての存在感
本作において、ストーリーを激しく動かす超重要人物が、瀬戸康史さん演じる江島晃彦(えじま あきひこ)です。
江島は、多満子の元カレであり、すべての物語の「引き金」を引いた人物。彼が多満子を裏切って後輩の愛莉へと乗り換えたからこそ、多満子は再びラケットを握り、全日本選手権を目指すことになります。つまり、多満子の「見返してやりたい!」という執念とリベンジの動機は、すべて彼への感情から生まれているのです。
瀬戸康史さんは、この「イケメンでチャラい浮気男」という、一歩間違えれば単なる嫌われ役になってしまうキャラクターを、誰もが憧れる華のあるトップアスリートとして完璧に演じきっています。劇中での美しい卓球フォームや、スター選手としての堂々たる佇まいは説得力抜群。彼が圧倒的な実力を持つ「高い壁」として君臨しているからこそ、多満子と萩原の凸凹ペアが必死に努力し、彼に挑む姿がより一層熱く、ドラマチックに引き締まります。
さらに、古沢良太さんの脚本らしい魅力として、江島はただの記号的な悪役では終わりません。物語の後半では、彼なりのプレッシャーやトップ選手としての孤独、葛藤を抱えている描写もあり、どこか憎めない人間味が描かれているのも瀬戸さんの絶妙な演技の賜物と言えます。
3. ここが見どころ!大人にこそ刺さる「挫折からの再生劇」
映画『ミックス。』の一番の魅力は、単なるキラキラした恋愛映画ではなく、「一度人生に挫折した人間たちのリベンジマッチ」が描かれている点にあります。
フラワー卓球クラブに集まるメンバーは、全員が人生の「負け組」や「ワケあり」です。
- 失恋して無職になった元・天才卓球少女(新垣結衣)
- 夢も家族も失った元・プロボクサー(瑛太)
- 本心を隠してセレブ妻を演じる元・ヤンキー(広末涼子)
- 引きこもりの息子のために必死に生きる農家夫妻(遠藤憲一・田中美佐子)
- 学校に馴染めない不登校の高校生(佐野勇斗)
彼らは皆、何かに傷つき、不器用に生きている大人たちです。そんな彼らが、小さなピンポン球を必死に追いかける中で、失いかけていた自分の誇りや、大切な人への想いを取り戻していく姿には、思わず涙がこぼれそうになります。大人だからこそ、「上手くいかない現実」に共感し、彼らの挑戦を全力で応援したくなるのです。
4. コメディエンヌ・新垣結衣の全力の魅力が炸裂!
本作を語る上で絶対に外せないのが、ヒロイン・富田多満子を演じた新垣結衣さんの圧倒的なコメディセンスです!
映画の冒頭から、恋人を奪われたショックによる「全力の変顔」や、ヤケ酒を煽る姿、さらにはコギャル風のガングロメイク姿まで披露し、これまでの「可愛いガッキー」のイメージを良い意味でぶち壊してくれます。変顔をしていても滲み出るキュートさはさすがですが、彼女が劇中で見せる泥臭くひたむきな演技が、作品のリアリティを支えています。
また、瑛太さん演じる萩原との関係性も絶妙です。最初は反発し合っていた二人が、ダブルスの練習を重ねる中で徐々に信頼を寄せ合い、最強のパートナーへと成長していく姿は、胸キュン必至のロマンス要素としても見応え十分です。
5. 本物のトップ選手がカメオ出演!リアルな卓球シーン
古沢良太さんの脚本らしい「クスッと笑える演出」として、劇中には本物のプロ卓球選手が多数ゲスト出演しています!
水谷隼選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手など、オリンピックをはじめ世界舞台で大活躍した本物のスターたちが、劇中の意外な場面で登場します。役者陣の本格的な卓球フォームの演技も素晴らしく、CGやカット割りを駆使した試合シーンは、本物の試合を観ているかのようなスピード感と大迫力です。卓球ファンにとっても見逃せないポイントが散りばめられています。
6. まとめ:明日への元気がもらえる極上の爽快エンタメ!
映画『ミックス。』は、王道のスポーツ根性モノの熱さと、大人のほろ苦い人間ドラマ、欠かせない強敵の存在、そして王道のラブコメディが最高のバランスで「ミックス」された傑作でした。
物語の結末はここでは伏せますが、観終わったあとに残るのは、「不器用でもいい、また明日から自分の足で頑張ろう!」と思える最高の爽快感です。SHISHAMOが歌う主題歌「ほら、笑ってる。」の軽快なメロディも、そんな前向きな気持ちを後押ししてくれます。
仕事やプライベートで少し疲れている方、スカッと笑って泣ける映画が観たい方に、自信を持っておすすめできる1本です。Amazonプライムビデオで手軽に視聴できますので、今週末の映画時間にぜひチェックしてみてください!


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